Social Dance
モダンダンス

ワルツ(Waltz)

1910年頃、テンポの早い「ウィンナー・ワルツ」がアメリカへ伝わった時に、
それまでのアップテンポから、スローテンポへと曲が変貌した。それに従っ
てステップも変化し、「ボストン・ワルツ」となった。
現在、社交ダンスで「ワルツ」と呼ばれるのは、このアメリカ生まれの
「ボストン・ワルツ」のこと。

タンゴ(Tango)
「コンチネンタル・タンゴ」のこと。もともと「タンゴ」とはスペイン
南部に伝わる音楽形態。それが南米のブエノスアイレスや
アルゼンチンに広まり、成熟され、やがてヨーロッパに逆輸入された。
パリのカフェで踊られていたステップが取り入れられ、
ヨーロッパ風に形成された「コンチネンタル・タンゴ」となる。

スロー・フォックストロット(Slow Foxtrot)
1911年、アメリカからフランスに渡ったカッスル夫妻は、パリのカフェで、
歩くように自然に踊るダンス「カッスルウォーク」を披露。
これが、ダンスの難しさに悩まされていた人々に受け入れられ、
パリ中で流行。自然で軽やかな動きが狐のようなので、
「フォックストロット」と呼ばれた。その後、改良・発達され
「スロー・フォックストロット」となる。

ウィンナー・ワルツ(Viennese Waltz)
現在「ワルツ」と呼ばれているものの基礎となったステップ。
1750年頃、ウィーンの宮廷内で、アルプス地方に伝わる民族舞踊
「レントラー」が踊られ始め、「ワルツ」と呼ばれるようになった。
1814年、ナポレオン戦争の終結後、ウィーン会議の舞踏晩餐会で、
この「ワルツ」が踊られた。会議の終了後、各国に戻ったヨーロッパの
代表者たちにより、ヨーロッパ中に広まった。

クィックステップ(Quickstep)
「フォックストロット」から枝分かれしたステップ。1923年に渡英したある
アメリカのバンドが、非常にテンポの速い「フォックストロット」を演奏。
従来の「フォックストロット」では踊ることができず、新たに速いテンポの
ステップが生まれた。1924年にイギリスの〈ダンス教師協会〉は
「フォックストロット」を、「スロー・フォックストロット」と「クィックステップ」
のふたつに分類した。

Social Dance
ラテンダンス

チャチャチャ(cha-cha-cha)
発祥は南米のキューバ。メキシコのあるバンド・リーダーが、メキシコに
伝わる民謡のリズムにヒントを得て、1955年に発表した「マンボ」の一種。
各小節で「チャチャチャ」というはやし言葉が入るので、こう呼ばれるよう
になった。「チャチャチャ」は、アメリカからイギリスに伝えられ発展、
世界各国で踊られるようになった。

ルンバ(rumba)
両足を鎖でつながれた黒人奴隷が、遠くから聞こえるトムトムの太鼓の
音に合わせて踊ったのがルンバの起源。1916年頃にキューバのアフリカ系
住民の間からおこり、首都ハバナで流行したスローテンポのダンス音楽
「ソン」をベースとする。1930年代アメリカ、ヨーロッパに普及した。

サンバ(samba)
アフリカから伝わったという、ブラジルの代表的な民族舞踏であり、
大衆音楽。カーニバルの「サンバ」と社交ダンスの「サンバ」とは違い、現在
社交ダンスで「サンバ」と呼ばれているものは、上流階級が舞踏会で
踊る室内用のサンバ「マシシ」をベースに、庶民的な「サンバ」が融合したもの。

ジャイブ(jive)
1920年代、ジャズが広まると、女性を左右に振る「リンディホップ」
というステップが広まった。1930年代に、ジャズにスウィングが入るようになり、
リズムが複雑化していくと、「リンディホップ」も複雑化していき、
「ジッターバグ(南京虫)」という名前で踊られていった。
この「ジッターバグ」が日本では「ジルバ」と呼ばれ、
イギリスでは「ジャイブ」と呼ばれた。

パソドブレ(paso doble)
もともとスペインの闘牛場での、牛とマタドール(闘牛士)の入場音楽。
それが、舞踏曲となり、やがて民衆にも踊られるようになった。
1920年代、カフェで「スパニッシュ・ワンステップ」というステップが生まれ、
「パソドブレ」のベースとなり、フランスで現在のようなダンス形式になったと
されている。男性がマタドールを、女性がケープ(マタドールがあやつる布)
又は牛を表現して踊る。

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